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2012年4月4日水曜日

使いと時計、アラビア人は区別できないそうだ

まだ20代のころ、カルチャーセンターで日本語教授法を聴講したことがある。
先生は「外国人タレント(そのころTVによく登場していた)なら、ほとんど教えたことがあるよ」と話す経験豊富な人。

自転車で引越し中のオランダ人学生
生体験からくる言語エピソードは、もうビックリすることの連続で、仕事帰りの疲れた頭もバッチリ目覚める面白さであった。

で、今も忘れられないエピソードがアラビア語を母語とする人たちの話。
彼らは 「つかい」 と 「とけい」 が 聞き分けれないと先生は言う。

聴講生からはドヨメキが・・・・ 「なんで?」

先生「なんでって、彼らの言語にこの音声がないからだよ」

生徒たち「でも、こんなにはっきりと音が違うのに。そんなはずは・・・・」

先生「そりゃ、日本語を母語とする人にはクリアーだけど、彼らにはむつかしいのだよ」

生徒たち「でも・・・・」

先生「でもも へったくれもない。それが言語というものなんだよ」

生徒たち「ザワザワ・・ザワザワ・・・ (しっくりこない様子)」

そんな視点で他の言語を考えたことがなかったので、私としても強烈に記憶に焼きついた。今でも、多くの外国人から一方的に「それはそうとさ・・日本人の発音ってかなり変わってるよねー」と言われるけど、そんな人たちに余裕がある時は、各言語の背景・差異を説明してみる。結構目からうろこのようで、びっくりされる。

発音といえば、日本人とともにインド人や中国人の発音もよくまな板にあがってるけど、数が多いからか、揶揄をものともせずブイブイいわしてる。強いねー

そういえば、日本語を小学校から学んでいた日本語ペラペラオーストラリア人も、「不動産屋さん」と「風呂屋さん」が どうしても区別できないでいた。

「つかい」と「とけい」知り合いのアラビア人に、確かめていない。
もうはるか昔のことなので、私の記憶違いや、先生の間違いということもあるので、違っていたらご容赦を。

こちらも
 日本語はダントツに音素が少ない、ハンディキャップだわ
ただ、似たようなことが 今の私に起こっているということである。
また日を改める。

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