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2012年5月13日日曜日

オランダのお通夜とお葬式 その1

初めてのことだし、近い人だっただけに粗相があってはいけないと私なりに緊張した弔いごと。オランダでも宗派や、故人の思想や生活スタイルで追悼の仕方にはバラつきがあると思うけど、私の場合を記録に残しておく。

まず故人にお別れするために、お通夜にあたる儀式があった。日本と違って、決まった日ではなかった。お葬式までの間、安置されている場所に、家族に連絡をとってから、お別れにいく形である。

また亡くなってからお葬式までの間は1週間と長めだった。ちょうどオランダのGWにあたる時期だったからかもしれない。

金曜日に訪れるつもりだったけれど、うちのパートナーが奥さんに電話したら、混むかもしれないから、今からすぐ来てといわれ、あわてて木曜の夕方にかけつける格好となった。「待ち合わせをしているから」と仕事から帰ってきたばかりのパートナーに急かされ、あたふたと準備をする羽目に。

何を着ていったらいいのか見当もつかず、お通夜の感覚で、黒目のそれなりにきっちりとした格好に着替えていたら、フォーマルすぎると駄目だしをくらった。

私「えーこれで?」

パートナー「Gパンでいいよ」

私「それはないでしょう。失礼じゃない?」

パートナー「あんまり、黒づくめで行くと陰気で嫌がられる」

Gパンは さすがにはばかられたので、茶系のほどほどに 落ち着いた格好で行った。

途中で別のカップルに出会った。
ツッカケばきで散歩に行くような格好である。やっぱり皆Gパン。

奥さんは、派手目のニットに濃い目のピンクのマフラーで登場。で、やっぱりGパン。

会議室のようなところに花と故人が安置され、家族が持ち込んだと思われるプレイヤーで、ロックかなんかをかけていた。

お悔やみの言葉は
「gecondoleerd」 へこんどれーるど
亡くなるというのは Overlijden と言う。

「おめでとう」のほうが使用頻度が高いので、つけくわえておく。「gefeliciteerd」おめでとう。

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