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2012年6月27日水曜日

不思議な学費援助のしくみ

うちのクラスは半分以上がヨーロッパ系である。

と・・・事情通の人が「それはおかしい。EU圏内の人は市民化はもちろんのことNT2試験も義務ではないはずよ。同じクラスというのが解せないわ。自称”フランス人”で、実は別の国の人なんじゃない?」

私「いや、それはさすがに絶対にないです」
と言ったものの、確かに納得いかない。で、クラウスメイト数名に聞いてみた。

答え1「義務じゃないけど、私は自分の意志で勉強しているのよ」
答え2「義務じゃないから、モチベーションが続かないわ。大体、いつまでオランダにいるかだってわかんないし」

私「学費はどうしてるの?市役所?」

はい、全額、市役所から助成金がおりているらしい。

昨秋、自腹で通っていたメキシコ人はいたが、学校として体裁をなしていないことにに怒って、別の学校にうつってしまった。多分、今、一緒にいる人たちはほぼ全員学費補助組みだと思う。
今年のニシンは、本当に旨いと評判。

うちの自治体では、国際結婚していなくても修士や博士課程の学生たちは、全額補助してもらっている。(ただし最近、厳しくなって、エキスパート・スキルビザのカテゴリーは補助金がでなくなったと、クラスメイトが言っていた)

それから、オランダ人と同棲してる人も多分助成金がおりている・・制度を利用するために軽いノリでパートナーシップとっちゃってるのかな・・・よくわからない。

私が疑問に思うのは、学生たちの場合、数年したら、別の国に仕事をみつけたり、帰国してしまうのでオランダを去ってしまう人がほとんど。そんな人たちにまで学費を支払っていたら予算がいくらあっても足りないでしょ。 バラ撒き政策で得した中国人学生

何割かを補助するなら、わかるけど、「なんで全額補助金だすんだろうか」はじめは張り切っていても、無料なんで、中だるみする人の多いこと。はっきり「全然オランダ語に興味ないけど、無料だから遊びに来てる」と言い切る学生もいた。

今の学校の組織形態は先生に言わせると、自治体の傘下にある国家機関だけど、民間も混じっているそう。とてもややこしいので ひとことでは説明できないと言っていた。

そして、来年からはすべての補助金が打ち切られるのだ。ゼロか満額かって、なんか変。本当に必要としている人もいるだろうに。結局、補助金という名目で金を流し、雇用を創出しているんじゃないのか?そんなこんなで「移民」は結局、政府系の産業形態なんだと私はうすうす思っている。誰か、謎解きしてほしい。

学費は ぼったくりの8000ユーロ

一人8千万円もかかる労働移民受け入れ、日本のケース
ヨーロッパ系だけはきつい


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