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2012年7月6日金曜日

「パリ症候群」続報

12月の投稿で書いたことのある「パリ症候群」、異文化で生活する人を襲う適応障害のことです。海外で長期生活する者にとっては、多かれ、少なかれ、罹ったことがあるのでは?  海外生活のストレスで「パリ症候群」? 

風邪のようにすぐ治ればいいけど、こじらせてしまったら大変。
ノイローゼになってしまう人は結構な割合でいるかも・・・怖いですねー(・・って、ひとごとじゃないときもあるんざんす。特に太陽の照らない寒い暗い冬場!)

リンクをはった投稿ではアジア人、とりわけ日本人女性に多いとなっているけど、西欧人男性だってかかるのだ。まったく知らなかったけどインディアンシンドロームというそう。
アムスの駅前開発

そういえば昔、日本で国際結婚して子供もいたカナダ人男性が、日本での生活にストレスをきたして、下半身麻痺になってしまい、病院で数週間入院を余儀なくされていた。しばらくの間、まったく歩けなかったけど 原因不明。

彼がウツになってしまった理由のいくつかは、阪神大震災発生時、日本政府の対応の悪さにショックを受けたのがひとつ。もうひとつは子供に障害があったんだけど、義理のおカアサンに言われた言葉「ご先祖の祀りかたが悪いからだ。先祖が祟っている」このフレーズが、彼の逆鱗にふれてしまった。

日本人ならどこかで耳にしたことあるお姑さんの台詞ながら、世界観の違う彼にとっては、天地がひっくりかえるほどショックで、冷酷な身内からの言葉だったようだ。

で、結局、日本を引き払って日本人の奥さん、日本で生まれた子供ともどもカナダに戻ったのだ。

仏メディアが報道する『日本人シンドローム』 パリ症候群の実態とは?
 2012 — マダム・リリー.
“パリ症候群”という日本人によく見られるシンドロームを知っているだろうか。
欧米人はインディアンシンドロームについてはよく知っている。ガンジス川を冒険する欧米人旅行者の約10%はこの不可解な症状に苦しんでいるという。アイデンティティのぐらつき、現実との接触の喪失、幻覚、精神病の妄想など…。これまで精神科的な病にかかったことがない若者に多くみられる症状で、支離滅裂な発言をし、アイデンティティを示す書類を持たず、路上を裸でさまよっているようなものだという。
「テレビ(に映し出されるパリ)では、全てが波風のない、バランスのとれた、オスマンの大きなビルで画一性のあるイメージが映し出されます。しかし、我々は歩道を撮るのを忘れすぎている。祖国を離れた人たちがフランスでの生活様式に順応する現実の厳しさを悟り、自分を責める傾向にあることを情報として付け加えなければなりません。」
パリで5年間文学を学ぶ女学生は光の都で体験した当初の苦労を語った。
「(パリで)言葉がわからなければ、フランス人はあなたが存在しないかのように接します。パリの理想的な姿を想像して日本を発ち、パリでブラックホールを見つけ、パリジャンの冷淡な視線を目の当たりにするのです。」
 海外生活のストレスで「パリ症候群」? 
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