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2012年7月18日水曜日

バラ撒き政策で得した中国人学生

右派政権になり、来年からはオランダ語学習のための補助金はおりないので、自費で学校に通わなければならない。助成金がおりないので、学校も教員の充分な補充ができないでいる。
先生がやめた理由
場所がなくPC机の上に座る生徒

だが、ちょっと前までは、補助金垂れ流し状態・・・。
以下は、中国からきた博士課程の学生から、パートナーが聞いた話。

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数年前、彼は、オランダ語が無料で習えますよという通知をもらったので

「こりゃラッキー、タダなら行かなきゃ損」

と学校に通った。でも周囲は「オランダ語なんて興味ない」と、このチャンスを生かしたのは彼と友人だけだったという。

同じ自治体ながら、彼が在籍したのは私とは違う学校で、そこで基礎的なオランダ語を習得するとともに、市民化テストにもパスした。

彼の場合、帰国したら、キャリアが約束されているので、将来、オランダで就職するつもりは毛頭ない。オランダ人の彼女がいるわけでもない。
ライデン駅舎

でも、中国の状況が悪くなるようなことがあれば、市民化テストに受かっているので、いつでもオランダに戻ってきて、就職する道は残っているという。あくまでもタダだから、オランダ語を勉強したんだと。で、市民化テストに受かったから滞在許可もおりるし「本当に美味しい政策」と、彼は満面の笑顔で語っていたそうだ。「オランダはいいところだなー」と絶賛する彼。

「何それ?」
必要なところに予算がまわっていないのを見てきている私としては解せない。

国際交流のために、オランダ語習ってもらってんですか?
EU圏内から来ている人たちへの補助も同じ。
 不思議な学費援助のしくみ

制度にのっかっただけの中国人のことは責められない。
この件に限らず、不思議な政策はキリがない。学費は ぼったくりの8000ユーロ
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