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2012年8月5日日曜日

エチオピア難民、50歳からの出発

先週、顔見知りの知人宅に遊びに行った。
クラスは違ったけど、前の学校で顔なじみのアフリカ人。
町でよく会うので「いつかお茶しようとね」といいながら、なかなか実現せず、やっと。

彼女は50歳すこしすぎたくらい。エチオピアから難民としてオランダにやってきたそうだ。13年間、滞在許可がおりず、国外追放の措置をうけるギリギリの状態にずっと すえおかれていたという。それはそれは 酷くつらい期間だったらしい。

2時間ほどお茶して帰るつもりだったんだけど、前の学校のこと、これからの将来のこと、勉強方法についてなど 話もりあがり、気がついたら5時間以上も 話しこんでいた。

実は難民の話はチラッと聞いただけ。話すことがいっぱいありすぎて、話題がそこまでいかなかったのだ。

彼女が熱く語ってくれたのは、今後のこと。
オランダの学校で、化学の教師になるため 今、学校で勉強中。50歳ですよ!

クロイラーミュラー美術館 庭の展示
若いときは電気系統の専門家だったようで、化学はまったく未知の世界だって。

電話帳くらいありそうな分厚いテキストから化学式や分子構造のモデルを見せてくれて、いかに化学の知識が日常生活に欠かせないかということを、やや興奮気味に話してくれた。

「これをみたら、怖くてトイレに漂白剤まけないわよー。綺麗にしたいから、一応掃除の時には使うけど、減量するよう気をつけてるの」

オランダ人に教えるから、化学の専門用語を使いこなすための「オランダ語」も新たに勉強中。
で、オランダ語のテキストを見せてもらったんだけど、これが 今私たちが課せられている NT2試験より いいテキストで わかりやすくて、「簡単」

ここでも なんで NT2は そこまで 求めるかなー という話になった。

ま、それはともかく、色んな人と出会うことができるは この町のいいところである。
会う人、会う人 ドラマをもっていて 小説の主人公みたいな人ばっかりなんだ。

オランダ語会話・・・・・
まったく手付かず。彼女とも初めはオランダ語で会話してたんだけど、まだるっこしくて、途中から英語にどうしてもなりがち。「オランダ語 いらないんだよなー。英語で足りるので」 と思うことの連続で、勉強に身が入りません。

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